究極の一枚がない魅力
神様からのギフト
クルーズ7日目。この日は南極周遊最終日。
なんと、神様が素晴らしい奇跡をもたらしてくれました。
その奇跡とは「快晴」!
ここまでのブログを読んで頂けた方はお分かりかと思いますが、南極での毎日は基本的に曇り空でした。
しかし、初めての景色や至近距離のペンギン、アザラシ、クジラ、シャチに感激し、天気が日々の感想に与える影響はありませんでした。
それは恐らく、「南極といえば」の究極の一枚がなく、変な期待がなかったからだと思います。
世界の有名な観光地には「とっておきの一枚」が存在し、インスタグラムなどで加工された状態で出回っています。
その多くは晴れている光景ばかりです。
そのため、曇りや雨だと見え方が変わってしまい、「期待外れ」になることもしばしば。
それがない南極の魅力はそこにもある気がします。
南極は行く前から、私にとって未知のエリアで、事前に天気や持ち物くらいしか調べず、冒険心を持って挑んだことから、ほとんどのことは期待を上回り、毎日感激しておりました。
むしろ、これから旅する先々でも、そんな変な期待を持たずに出掛けることが、「予想外」を誘う良いきっかけなのかもしれません。
あまり期待値がない中の快晴
こんなに晴れが嬉しいものなのですね。
今まで見てきた景色がとっても違って見えました。
海に反射して写る山々。
青々と光る流氷。
ギラギラの太陽。
その中をゾディアックで島上陸に向けて出発。
海に浮かぶ氷山。
※当たり前ですが、門になっている部分を通ることはできませんでした。いつ雪崩が起きるか分からないですものね。
ペンギン達もキラキラの海へ飛び込み。
上陸するなり、ジェンツーペンギンをカメラに収めたくて、パシャパシャ。
死ぬまでに見れて良かった絶景
言葉で説明するのがとても難しい初めて見る光景。
CGの世界では容易に創れるのでしょうが、手付かずの自然として手前から流氷、岩、氷山、氷河、山々から成る、自然の集大成のような絶景。
このポイントで見とれてしまい、なかなか次へ進めませんでした、、、
そこからプチハイキング。
南極の夏は最高気温5度ほどになるので、ヒートテック、タートルニット、ダウンジャケット、特注ジャケットだと汗をかいてしまい、ジャケット二枚を脱いでハイキング。
※この特注ジャケットは優れもので、型にかける紐がついており、ジャケットを背負えるのです!
そして登頂!
ここからの景色も言葉では言い表せず、初めて景色を見て、涙しました。
夫はこれまで45ヶ国程旅をしていて、長年ウユニ塩湖を超える絶景に出会えていなかったようですが、ここ南極Booth Islandで見た光景が1番になったそうです。
ペンギン達もお天気が良いからか、とっても元気に見えました。
連なって歩く姿もこれで見納めかと思うとなかなか足が進みません。
結局、一番初めに到着したのに、最後までこの島で過ごす程、見とれてしまいました。笑
船に帰ってから、ホテルクルーからのとっておきのサプライズが!
次回の投稿で共有させていただきます。
プランBがプランAかのような運営
クリスマスの朝
クリスマスイヴはシャンパンをたくさんいただいたので、いつもよりぐっすり眠れました。
朝起きると、靴下にプレゼントが入ってるかなーなんて淡い期待もあったものの、特にプレゼントはありませんでした。
いや、
新しい家族である夫と、南極でクリスマスを過ごしていること自体がとっても特別なクリスマスギフトです。よね?
ラウンジへ出ると、小学生の子ども連れの家族たちは靴下の中のプレゼントを開けたり、家族でクリスマスカードを読みあったり、西欧のクリスマス風景が南極のクルーズ船上で繰り広げられていました。
朝ごはんはいつものビュッフェですが、テーブルデコレーションがクリスマス仕様で、とっても気分盛り上がります♪
この筒のようなものは、左右で引っ張ると、中からプチギフトがでてきました。
私たちは木製のスプーンとサイコロでした。
氷山の一角
今日は朝から大陸上陸に向けてゾディアックでむかいました。
目の前にはぶつかったら即死しそうなとっても大きな氷山がありました。
氷山は氷河や棚氷から分離した海に浮かぶ氷塊を指します。全体体積の85〜90%が海面下にあるため、タイタニック号の沈没にもあるように、氷山にぶつかると海上に出ている部分からのイメージより遥かに大きな衝撃があるわけです。考えただけでも恐ろしいです。そして、氷山の一角とは本当に上手く言ったものです。
この日は風が強く、ネックウォーマーで鼻から覆い、怪しげなスタイルでゾディアッククルーズをしました(笑
南極大陸上陸 Part 2
そして、今日は2回目の大陸上陸でした。
記念写真を撮るにも、さえぎるものがないので風がとっても強く、持っているのに必死でした。
少し南下したので果てしない氷河なのか雪山なのかがたくさん見え、地面は雪で覆われ、想像していた”何もない”南極がそこにありました。
これまでずっと、空は雲に覆われていたのですが、雲の隙間から少しだけ青空が見え、見とれてしまいました。
昨日、せっかく日本から持参したサンタ帽を被るのを忘れていたので、クリスマス当日はサンタ帽でジャンプ!
夫のジャンプ力を見せつけられ少し悔しかったです(笑
Plan B
もともとの予定は別の半島部分への上陸でしたが、上陸コンディションが懸念されたため、Plan Bが決行されました。
それが、シャチウォッチングです。
私は出身が東海地方なので名古屋の金のシャチホコや名古屋港水族館のシャチからとてもシャチに馴染みがありました。
この時初めて知ったのですが、シャチは家族で行動を共にするので、群れになって泳いでいる姿がとても新鮮でした。
※きっと水族館でも教えてくれていたのでしょうが、そこまで関心がなかったみたいです。。。
船で追いかけ回すのですが、キャプテンの操縦スキルにただただ驚きです。
400人以上を乗せたクルーズ船を観賞用ボートかのようにシャチウォッチングに変身させるとは。素晴らしかったです。
Plan Bが元々Plan Aだったかのような満足度を提供する経験とサービス精神は脱帽でした。
ディナーのお供
この日は同じハネムーナーのシンガポール人カップルとテーブルをご一緒しました。
この日もお互いの仕事の話をしつつ、結婚式の話に花が咲きました。
夫達はエンジニア繋がりだったので、いかに日本とシンガポールのエンジニアが報われないかという話で盛り上がってました(笑
クルーズで出会ったたくさんのお友だちは別の投稿でご紹介します。
クリスマスイブのサプライズ
おもてなし
クルーズ船での生活が快適なことは上述の通りですが、乗船後、クリスマスが近づくに連れて、船内の装飾がクリスマス感を掻き立ててくれていました。
そんな中、極め付けはディナータイムです。
いつもはレストランでブッフェやコース料理を楽しみますが、この日はレストランへ入るや否や、とっても賑やかです。
それもそのはず。
クルーズ船のホテルスタッフ以外に、アクティビティスタッフもサプライズでブッフェで食事をサーブする係として盛り上げていたのです。
クリスマスブッフェ
チーズフォンデュとか、クリスマス感増しますよね!
1番の行列は、日本食の代表、お寿司です。
味は「・・・」ですが、氷河デコレーションとともに盛られたお寿司はここでした食べられない超特別級です!
テーブルデコレーションもクリスマス仕様。
この日は、サンフランシスコ在住のエンジニア&製薬研究者夫婦とテーブルをご一緒しました。
クリスマスイブに働き方について熱く議論したのもとっても良い思い出です 笑
バケットリスト(死ぬまでにしたいこと)#2
もう一つのクリスマスイブのとっておき
前回の投稿では、SUPを紹介させて頂きましたが、今回はもう一つとっておきのクレイジー体験を紹介します。
文字で書いても、口頭で説明しても、「ありえない!」「心臓麻痺で危ない!」と心配を煽る珍体験です。
その体験とはポーラープランジ(Polor Plunge)、直訳すると、極地(南極・北極)での飛び込み大会です。
私が参加したツアーでは何年か前から毎回開催されているようで、私たちも周りに乗せられて(笑)南極の海へ飛び込みました!
聞くだけで震えますよね?!
しかし、今後南極へ来ることもおそらく(当分)ないでしょうから、できる経験は何でもしたい欲張りな性格が後押ししました。
張り切って列に並んだら、結果飛び込み順2番目でした 笑
そんな格好で?
南極の水温0度ほどの海に飛び込むわけなので、ドライスーツか何かが支給されると思いますよね?
違うんです。
水着なんです。
※夫の飛び込み風景↓
水に入った瞬間は何も感じないのですが、1秒経過したくらいから、ガクガク震えました。
写真の通り、命綱をつけてもらっているので、飛び込んだ後は綱に引っ張られて階段を上がりました。
正直、綱がないとパニックに陥るかもしれません。。。
その後、スタッフの方々からハイタッチとふわふわのバスローブとともに熱烈歓迎を受け、テンションマックス状態です。
これも、「死ぬまでにやってよかったリスト」に加わりました(^^)v
老若男女約70%の参加率
その後は、さっさと着替えを済ませ、デッキから飛び込み観戦をしました。
観戦も一大イベントと化していて、皆んなで声援を送り、知っている人の写真をバシバシ撮りました。
もしも日本でこのイベントを実施した場合、だいたい20代〜40代くらいの参加に留まると想定されますが、10歳くらいの子どもから、60歳以上(もしかしたら70歳くらい)の白髪のおじいちゃん・おばあちゃんも参加していました。
国民性なのか、そもそも南極へ来る気概のある方の性格なのか、なんだかとってもカルチャーショックならぬ多様性万歳な瞬間でした。
結果、200人のクルーズ乗船者のうち、7割程度が参加し、クルーズ運営会社のQuark Expeditionsがポーラープランジを始めてから最多の参加者を記録しました。
裏話としては、記録更新に向けて、何度も何度もアナウンスが入り、参加を煽っていたという側面もありますが、、、
何はともあれ、とんだクリスマスイブ☆
その後、SUPとポーラープランジ達成の称号も授与され、夫婦揃って達成感に浸ることがでしました!
バケットリスト(死ぬまでにしたいこと)#1
バケットリスト
死ぬまでにしたいこと。
皆さんにとって、どんなことですか?
お腹いっぱい世界中の美味しいチョコレートを食べること。世界100ヶ国旅行すること。夫ににあっと驚くサプライズをすること。
挙げたらキリがありません。
私にとって、南極へ行くこと自体がかなり「死ぬまでにやれたらいいな!」ということでしたが、南極では数々のクレイジーな体験が用意されていました。
後付けかもしれませんが、死ぬまでにできてよかったことです 笑
2つあるのでこの投稿ではまず1つ紹介します。
SUP(Stand Up Paddleboard)
ハワイ発祥のウォータースポーツで、近年湘南や鎌倉でも見かける人気スポーツです。
サーフボードに乗り、パドルを使ってバランスをとりながら前へ進む、初心者でも簡単に楽しむことができるアクティビティです。
私たちはこのSUPを南極で挑戦することにしました。
夏の海でも体験したことのない私たちが南極で?!
応募条件があるなんて
参加希望者向けに、オリエンテーションが準備されていました。
インストラクターの2人から、どのようなことをするのかを説明され、応募条件も提示されました。
その条件が「泳げること」「英語が話す・聞くできること」です。
私は正直泳ぎが得意ではないし、夫は聞き取りに難ありですが、2人合わせれば一人前なので、楽観的に応募しました。
クリスマスイブ
SUPもその他のアクテビティ同様、天候次第でいつ出れるか分かりません。
私たちはクリスマスイブに召集がかかりました。
クリスマスイブにSUPをするって、個人的にはとってもクールです。
意外と薄着で出陣
ドライスーツと専用のドライブーツは参加費に含まれており、レンタルできます。
私たちが参加した日の気温は1度くらいでしたが、スポーツなので、動くと暑くなります。そのため、ドライスーツの下はアンダーアーマーのロンT、ワコールのCW-X(レギンス)、靴下、ニット帽、ゴーグル、手袋の装備にしました。
結果、全然寒くありませんでした。
※私が暑がりなのかもしれませんが、厚着して身動きが取りにくいのを避けたかったので、、
周りからは「落ちたらどーするの?」と何度も何度も聞かれましたが、ドライスーツを着るので問題ありません。
それより、落ちないようにバランスればいいのです。
これが、かなり神経を使い難しいのですが、、、
ちゃんと立てるか私!?
他のアクテビティ同様、ゾディアック(ゴムボート)でSUPエリアへ向かうのですが、SUPガイドのスタッフの方が、予め穏やかなエリアを視察してくれていて、私たちはゾディアックでそこへ連れて行ってもらうだけです。
SUPエリアへ着くと、鯨が潮を吹きながら現れ、なんともびっくりな瞬間でした。
まるで私たちのSUPへの挑戦を応援してくれているかのようでした。
自分の目線に鯨がいるなんてこと、初めての体験でした。
その後、立ち方、漕ぎ方をレクチャーしてもらい、ボードに片足を固定してもらい、スタートです。
ここで初めて感じました。
「私立てるのか!?」
膝立ちの状態から、両足同時に立ち上がります。
ここでかなり役立ったのが、ヨガで培ったバランス感覚です。
立つことをクリアしたら、次は漕ぐことです。湘南の海での経験はないのですが、南極の海には流氷がゴロゴロしており、時折氷山も姿を見せます。
パドリングがなかなか上手くいかず、海に流されて氷山へまっしぐら、、、
ガイドを大声で呼ぶと、すぐ駆けつけてくれ、避けるパドリングを教えてくれました。
かなり頼りになるRyan。
一瞬パニクりながらも、”You’ve got a practice.”と半分怒られながら、必死に見よう見まね。
ちゃんと元々の経路へ戻れました。
氷山にぶつかったらきっとボードは折れて、雪崩に遭っていたでしょう、、、とてもスリリングです 汗
南極の動物たちに海で遭遇
これまでは、島や大陸で動物たちに会っていましたが、SUP中は、海にいる姿を間近で見れます。
ペンギンが群れで泳いでいたり、あざらしが流氷に浮かんで寝ていたり♡
一瞬一瞬が感激で、この日も私の感激指数が最高値に達しておりました。
ドボン
は私も夫も免れましたが、同じグループの子何人かは落ちていました。
ドライスーツとはいえ、少しは水が入ってきたそうです。
でも、どこか皆んな楽しそうです。
落ちても気にしない人が参加してるんですね 笑
SUPでは海に落ちませんでしたが、私たち2人はそれを別の機会で体験することになるのです。
次回の投稿でご紹介します。
南極育ちの子供たち
行程4日目 エスペランサ基地
この日はもともと上陸予定だった場所が氷河のコンディションの関係で上陸できないということで、アルゼンチンのエスペランサ基地に上陸することになりました。
このように、いつもPlan B、Plan Cまで計画されており、天候や現地の状況に応じて臨機応変にプランを変更していくエクスカーションリーダーと船長の連携プレーが見事です。
南極育ちの子供たち
エスペランサ基地は、研究者とその家族たちおよそ50名ほどが暮らしており、学校も教会もあります。
赤い建物が特徴的です。
私が参加したツアー会社としては6年ぶりの上陸、そして、この基地に大型客船が上陸したのは10ヶ月ぶりとのことでした。
それもあってか、基地に住む子ども達は大はしゃぎ!
お菓子をどうぞ〜どうぞ〜と配ってくれたのですが、旅先で見知らぬ人からモノをもらうことはダメ絶対領域なので、断りつつ、少し考えたら純粋な好意と分かったので、夫はありがたくもらってました♪
雪は珍しいものではないはずなのに、かなりテンションマックスで遊んでて、無邪気でかわいかったです。
南極で幼少期を過ごすって、ユニークな経験トップクラスですよね。
手付かずの自然の中で、ペンギンとともに暮らす日々。
今後どのような大人になっていくのか、楽しみです。
南極大陸上陸
昨日は島上陸だったので、このエスペランサ基地が実質、初めての南極大陸上陸でした。
夫にとっては、記念すべき7大陸制覇の瞬間です。
私はまだアフリカ大陸に足を踏み入れていないので、アフリカにて制覇の瞬間を味わうことになるということです。
それにしても、南極半島北端ということや、真夏ということで、想像以上に雪が少ない印象でした。
このエリアにはアデリーペンギンが多く生息します。
おちょぼ口が特徴的でかわいいです♡
赤ちゃんはもっとかわいいです♡
とことこ歩いてはこけて、
腹滑り 笑
赤ちゃんを見ていて飽きないように、ペンギンの行動に釘付けです。
これぞ南極
私は正直、南極に行くまで、これが南極!という光景がありませんでした。
流氷の上に飛び乗ったペンギン達の光景は、南極ならではですよね!
他にも、光を浴びて透き通る様な水色の流氷。
アナと雪の女王の氷が水色なのはこれか!と納得していました。。。
毎日こんなに感激値が上昇し続けるって、予想以上です!
ペンギンとのご対面
行程3日目
ドレーク海峡の悲劇を乗り越えたら、波も穏やかになり、流氷や氷河が見え始め、遂に南極大陸北端の島々が見えてきました。
今日は遂にエクスカーションの日です。
綿密な運営
事前にPenguin(ペンギン)、Whale(くじら)、Seal(あざらし)、Albatross(アホウドリ)の4チームのいずれかにサインアップしておき、全てのエクスカーションはこのチームごとに召集がかかります。
「今日はペンギンチームからです。次のチームは30分後だから、準備しておいてね!」といった要領でアナウンスが入ります。
それに合わせて着替えをして、ロッカールームで待機します。
服装
外の気温は1〜2度とのアナウンスがありましたが、島上陸まではゴムボート移動なので、かなり風を受けることが想定されます。
そのため、念には念を入れての装備をしました。
この日は、下着、ユニクロ長袖ヒートテック、ユニクロウールタートルネック、ユニクロ防風暖パン、ユニクロヒートテックウールハイソックス二枚重ね、ユニクロネックウォーマーという完全ユニクロ娘です。その上に、支給されたジャケットとライフジャケット、更にNorth Faceの防水パンツとニット帽を着用しました。
夫は更に寒がりなので、暖パンの下にユニクロヒートテックステテコを履いていました。
ゴムボート乗船
クルーズ船は本当によく出来ており、地下のロッカールームから移動していくと、ゴムボート用の出口へでます。
ここで、カードキーのバーコードをスキャンしてもらい、帰ってきたらまたスキャンされるので、迷子防止を兼ねております。
ゴムボートは10人乗りで、エクスカーションスタッフが、周りの状況を説明してくれます。
南極の海をゴムボートで漂うって、なんだかそれだけで非日常感半端なく(とっくに毎日非日常なのですが、特に増し増しです!)
ゴムボートでは水しぶきが激しいと想定して、ドライバッグ(予め用意しておらず、船内の売店でAmazonの3倍ほどの価値で購入)にカメラをしまい、足元に置いていましたが、みんなパシャパシャしてますし、波が穏やかなので、一人一台持ってたカメラで撮影開始!
上陸
そうこうしていると、いよいよ島が近づいてきました。
なにやら生臭い匂いが漂います。
のちのち、ペンギン臭として愛着が湧いていく匂いです。笑
ボートの降り方も手取り足取り指導があるので、スムーズに上陸。
見渡す限りペンギン!
南極は草木は一切生えていないのですが、苔はこの島にだけ生えてました。
夏は繁殖シーズンなので、雄がせっせと石を運んで巣を作り、雄が雌を見守り、雌は卵を温めてます。
水族館では決して見れない光景です。
こんなにたくさんのペンギンを見たのは当然初めて!上はジェンツーペンギンで下は口ヒゲペンギン。
ウミガメと同じで、ペンギンも半径5メートルは近づかないようにと言われてます。
しかし、外敵がいないためか、ペンギンは人間にも警戒しません。
なので、こんなことも起こります。
ペンギンから近寄ってくるのです。
完全に守られた生態系
あっという間にエクスカーションは終わり、ペンギンにバイバイしてゴムボートへ乗り込むのですが、長靴の足裏に苔や石が挟まっていないか、水で入念に洗うよう指示されます。
クルーズ船へ戻ってからもタワシとホースで入念に洗います。
翌日は違う場所へ行くので、別の島の生態系を持ち込んで壊してしまってはいけないのです。
完全に守られた自然。
これを体験して、より南極での体験のひとつひとつが貴重に感じられます。