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凸凹夫婦の南極ハネムーン

南極新婚旅行で見たもの聞いたもの感じたことを綴っております。南極旅行に関するご質問があれば気軽に問い合わせください。

ペンギンとのご対面

行程3日目

ドレーク海峡の悲劇を乗り越えたら、波も穏やかになり、流氷や氷河が見え始め、遂に南極大陸北端の島々が見えてきました。

 

今日は遂にエクスカーションの日です。

 

綿密な運営

事前にPenguin(ペンギン)、Whale(くじら)、Seal(あざらし)、Albatross(アホウドリ)の4チームのいずれかにサインアップしておき、全てのエクスカーションはこのチームごとに召集がかかります。

 

「今日はペンギンチームからです。次のチームは30分後だから、準備しておいてね!」といった要領でアナウンスが入ります。

 

それに合わせて着替えをして、ロッカールームで待機します。

 

服装

外の気温は1〜2度とのアナウンスがありましたが、島上陸まではゴムボート移動なので、かなり風を受けることが想定されます。

 

そのため、念には念を入れての装備をしました。

 

この日は、下着、ユニクロ長袖ヒートテックユニクロウールタートルネックユニクロ防風暖パン、ユニクロヒートテックウールハイソックス二枚重ね、ユニクロネックウォーマーという完全ユニクロ娘です。その上に、支給されたジャケットとライフジャケット、更にNorth Faceの防水パンツとニット帽を着用しました。

 

夫は更に寒がりなので、暖パンの下にユニクロヒートテックステテコを履いていました。

 

ゴムボート乗船

クルーズ船は本当によく出来ており、地下のロッカールームから移動していくと、ゴムボート用の出口へでます。

 

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ここで、カードキーのバーコードをスキャンしてもらい、帰ってきたらまたスキャンされるので、迷子防止を兼ねております。

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ゴムボートは10人乗りで、エクスカーションスタッフが、周りの状況を説明してくれます。

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 南極の海をゴムボートで漂うって、なんだかそれだけで非日常感半端なく(とっくに毎日非日常なのですが、特に増し増しです!)

ゴムボートでは水しぶきが激しいと想定して、ドライバッグ(予め用意しておらず、船内の売店でAmazonの3倍ほどの価値で購入)にカメラをしまい、足元に置いていましたが、みんなパシャパシャしてますし、波が穏やかなので、一人一台持ってたカメラで撮影開始!

 

上陸

そうこうしていると、いよいよ島が近づいてきました。

なにやら生臭い匂いが漂います。

 

のちのち、ペンギン臭として愛着が湧いていく匂いです。笑

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ボートの降り方も手取り足取り指導があるので、スムーズに上陸。

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見渡す限りペンギン!

南極は草木は一切生えていないのですが、苔はこの島にだけ生えてました。

 

夏は繁殖シーズンなので、雄がせっせと石を運んで巣を作り、雄が雌を見守り、雌は卵を温めてます。

水族館では決して見れない光景です。

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こんなにたくさんのペンギンを見たのは当然初めて!上はジェンツーペンギンで下は口ヒゲペンギン。

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 ウミガメと同じで、ペンギンも半径5メートルは近づかないようにと言われてます。

しかし、外敵がいないためか、ペンギンは人間にも警戒しません。

 

なので、こんなことも起こります。

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ペンギンから近寄ってくるのです。 

 

完全に守られた生態系

あっという間にエクスカーションは終わり、ペンギンにバイバイしてゴムボートへ乗り込むのですが、長靴の足裏に苔や石が挟まっていないか、水で入念に洗うよう指示されます。

 

クルーズ船へ戻ってからもタワシとホースで入念に洗います。

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翌日は違う場所へ行くので、別の島の生態系を持ち込んで壊してしまってはいけないのです。

 

完全に守られた自然。

これを体験して、より南極での体験のひとつひとつが貴重に感じられます。