綿密なオーガナイゼーション
昨日、イッテQでイモトが南極大陸最高峰ヴィンソンマシフ登頂を果たした姿を観て、南極への想いが再燃してブログを書いています。
しばらく寝かせてしまったので、時系列に戻り、南極ハネムーンを振り返りたいと思います。
「南極までどれくらいかかるの?」
これも、多くの方々から質問されました。
全行程を簡単に説明すると、私たちのツアーは南極の北端の半島までの往復計10日間です。
半島までは片道2日弱かかります。
そのため、私たちも船に乗るまでは、一体南極に着くまでの2日間何をするのか全く分かりませんでした。
事前情報としては、南極の動物や自然に関するレクチャーがあります、といったくらい。
※南極本を読めばもっと事前情報はあったのですが、行き当たりばったりの私たちはほぼ事前情報なしで行きました 汗
実際には、暇な時間はほとんどなく、毎日朝7時に起きて、夜は10時に疲れて眠る、そんな規則正しい毎日でした。
それは何を隠そう、完璧なオペレーションとオーガナイゼーションのおかげです。
行程表
毎日夕食の時間になると、翌日の行程表が更新されます。
船内のモニターにも映されますし、イントラネットを通じて、個人のスマートフォンやタブレットでも確認できます。
※インターネット利用料は100MB 100USDという驚異的に高額ですが、イントラネットは無料です。但し、行程表とスタッフの自己紹介しか見れるものはありません。
この行程表が日々の頼みの綱です。
例えば、1日目の行程表はこんな感じです。
日々、このプランを見て行動します。
アナウンスも入るのですが、それはそれは早口のスタッフが多く、聞き取れない部分をこの文字ベースの情報でカバーしていました。
1日目のメインアクティビティはパーカーとブーツの支給&緊急時対応のレクチャーでした。
探検隊のような防水防風の黄色のパーカーは中が取り外し可能なダウンジャケットになっており、暑くなるとリュックのように背負うこともできる優れものです。↓
防水長靴(マッドブーツ)はクルーズ中レンタルさせてもらえるものです。
地下にマッドルームと呼ばれるロッカールームがあり、ブーツとジャケットを保管できます。
また、南極大陸上陸の際に着用する防水パンツやリュックサックなど、使用済みのものは砂や植物が付いていないかと、スタッフの厳しいチェックを受ける必要があります。
南極条約で自然が守られる南極は一粒の砂でさえ持ち込むこと・持ち帰ることが厳しく禁じられています。
そんな守られた自然を見れるなんて、本当にワクワクです‼️‼️
でも、南極はまだまだ遠い 涙
次のブログエントリーで、南極上陸までの船内で私たちを襲った悲劇に触れたいと思います。