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凸凹夫婦の南極ハネムーン

南極新婚旅行で見たもの聞いたもの感じたことを綴っております。南極旅行に関するご質問があれば気軽に問い合わせください。

南極クルーズフィナーレ

感動のフィナーレ

南極ハネムーンクルーズの様子に関する投稿も今日が最後。

クルーズ最終日はフィナーレのアクテビティが多数用意されていました。

オークション、スタッフVIP発表、そして乗客向けのフィナーレイベント。

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熱気あふれるオークション

アメリカの会社ならではの企画だと思いますが、皆んなが記念撮影した南極フラッグなど計十数点が出品されるオークションが開催されました。

 

1ドルから始まり、目玉の船が辿った経路を記している南極地図(キャプテンとアドベンジャーチームリーダーのサイン入り)には1,500ドルの値がつきました。これは家族旅行で来ていたアメリカ人エンジニアのお父さんが旅先の地図を集めているということで落札しました。

売店で20ドルで売られている地図が100倍の価値!

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その他、ギネス記録保持者のバードギーク(鳥研究家)の著書が450ドルで落札されたり、南極の氷を溶かしてウォーターボトルに入れたものが250ドルなどなど。

 

参加者のモチベーションを高めたのは、落札金はこの11日間見てきた南極の雄大な自然や動物に関する更なる研究、保護のために使われるからです。

 

私自身オークションに初めて参加しましたが、臨場感溢れ、かつ周りのプレッシャーなど、様々な空気感の中で大盛り上がり。

初めてのオークションはとても心温まる熱気溢れるものでした。

 

スタッフへの配慮と感謝

最終日のディナーの終盤にはホテル(クルーズ船の宿泊施設)支配人からホテル・レストランスタッフへの感謝セレモニーがありました。

 

まずはスタッフ100名が入場し、一人ひとりへハイタッチ。

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その中から、VIP表彰がありました。

 

スタッフ達はフィリピンやジャマイカなどからの出稼ぎ男性がほとんどです。

とてもホスピタリティに溢れ、お部屋は常に綺麗で毎日タオルアートで楽しませてくれました。

食事の配膳もいつも笑顔で、名前もすぐ覚えてくれ、ドレーク海峡の荒波に揺れる中、片手でお料理を運ぶ姿はプロフェッショナルそのものです。

配膳スタッフはシフトで朝昼晩の食事以外にもアフタヌーンティや夜のバーまで、フル回転です。

 

そんなお世話になった彼らへ感謝を伝えるセレモニーがあることは素晴らしく、感動して涙してしまいました。

 

旅のふりかえり

本当のフィナーレは、旅を振り返ってのダイジェストスライドショーでした。

この11日間、言葉にならない感動を味わった大自然や可愛い動物たち、SUPや海へのダイブなどほ極地体験、ユニークな人たちとの出会い、常に満たされた食事とスタッフのホスピタリティなどなど、長くて短い、人生のハイライトになる経験をじっくりと振り返ることができました。

 

このフィナーレの頃には乗客200名・スタッフ200名が一つのコミュニティの様になっており、恐らく一生に一度であろう極地体験を共にしたという共同体として付き合い続けていく感覚を得ました。

 

このようなコミュニティを11日間という短い期間で作ったスタッフの運営力は素晴らしいと思いました。

 

最後に

この南極クルーズを家族や友人に話す時に、一言で「手つかずの自然に感動」と答えてしまうのですが、これほどまでに写真では伝わらず、自身の目で見て初めて分かって頂ける場所は始めてでした。

 

夫婦ともにハネムーン先(旅行先)として、自信を持っておすすめします。

南極クルーズ、最高です!

 

 

 

 

そして、、、

本投稿をもって南極ハネムーンに関する記事は完です。

 

読んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

皆様、良いお年をお迎えください🎍

 

南極ハネムーナー

1年前の今日

クリスマスに南極同乗者の方からメールをもらい、昨年の今頃は南極大陸からウシュアイア(世界最南端の町)へ戻る途中だったな〜と思い出に耽る今日この頃です。

 

南極ハネムーカップルたち

このブログのタイトルでもある、『南極ハネムーン』

私たちの様にハネムーンとして南極に来た、稀有な(笑)カップルが他に2組いました。

 

今回は南極ハネムーナーについてご紹介します。

 

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シンガポール職場同期婚カップ

写真右側はシンガポールから来た職場同期婚カップル。

2017年1月に結婚し、新婦のたっての希望でハネムーンは南極になったのだそう。

前回の投稿でもご紹介しましたが、南極クルーズに来る方は旅好きがほとんどでしたが、彼らは異色でした。

 

2人とも海外旅行経験があまりなく、新郎に至っては台湾しか行ったことがなく、2カ国目がアルゼンチンで、それからの南極でした!

 

クルーズ中、自然な会話の流れは「7大陸制覇だよー」とか、「今まで行った国数?数えたことないね。けど、50くらいかなー」という状態だったにもかかわらず、彼は大陸的には3大陸目。圧倒的海外旅行初心者が南極大陸上陸。

改めて、ノリの良さと勢いにとても好感が持てました(笑)

 

加えて、彼らはシンガポールチャンギ国際空港で働くサラリーマンです。

経営者が多い中、同世代でかつ同じような生活レベルということで、意気投合!

 

私の夫と彼は「エンジニア」という共通点もあり、いかに日本やシンガポールのエンジニアは能力に対して報酬が恵まれていないかということで、さらにシンパシーが芽生え、とても盛り上がっていました。

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※この写真は会話が盛り上がったクリスマスディナー。この明るさですが、夜8時です。

 

イタリア人年の差婚カップ

もう一組は、2017年12月のハネムーン直前に結婚したイタリア人年の差婚カップル。

彼は大手コンサル会社のパートナーで、彼女はメーカーの営業。

イタリア人にしては珍しく、ミラノと郊外とで遠距離別居婚の2人。

私たちも当時東京と名古屋で離れ離れだったので、別居婚大変話でとても盛り上がりました(笑)

 

日本では最近、まわりにちょこちょこ別居婚の方がいたので、そんなに特別なこととは思っていませんでしたが、欧米人に関しては私の勝手な印象で「遠距離=破局」だと思っていました。そのため、遠距離婚の事実がとても珍しく、根掘り葉掘り聞いてしまいました。

 

彼らも私たちと同じで、遠距離は理想の形ではありませんが、お互いの仕事を尊重してのやむを得ないことだそうです。

 

一方で、お互いに会うために毎週旅行気分。私たちと同じで、どうせ長距離移動するなら何処か旅行へという考えになるところも似ていて面白かったです。

 

繋がり

200人以上の同乗者の中で、「ハネムーン」という共通項をもとに出会った私たち。

口コミから周りの人たちが私たちを引き合わせてくれて、6人一緒に対面できた時はなんだか同期会のノリになりました。

 

そんな私たち。

今でもSNSで繋がり、近況報告を続けられるのは有難いです。

 

改めて思い返しても、南極での出会いは貴重で尊いものばかりでした。

 

 

南極の服装と持ち物リスト

服装と持ち物は?

これは、良く受ける質問です。

クルーズライフさんのサイトにかなり詳しくまとめられており、私もこちらを参考にさせて頂きました。

 

この投稿では、プラスで参考になるだろう情報と補足をまとめさせて頂きます。

私は旅行中ミニマリストな所があるので、ここまで少なくできた!というのが下記です。

 

※私たちはQuark Expeditionsというアメリカの会社のOcean Endeavourというクルーズ船でしたのでこのようなアクティビティとファシリティがありました。会社によっては異なる可能性もあります。

 

マスト

  • 防水長ズボン
  • 防水手袋
  • サングラス
  • リップクリーム
  • 日焼け止めクリーム

 

その他標準装備

  • 長袖ヒートテックインナー 3
  • ヒートテックレギンス 2
  • 暖パン 1 (ユニクロの風を通さないパンツが便利でした)
  • タートルネックニット 2
  • ヒートテックハイソックス 2
  • ニット帽 1
  • ネックウォーマー 1 (なくても耐えれる)
  • リュックサック 1
  • ドライバッグ 1 (カメラを水しぶきから守るためにあると助かります)
  • カメラ (私たちは景色用と望遠用の二台持参しました。望遠用は双眼鏡も兼ねられて便利でした。)
  • デニム 1
  • Tシャツ 2-3(ブエノスアイレスは半袖)
  • 長袖パーカー 1
  • 防水パーカー 1
  • 靴下 3
  • 下着 3
  • 船内用スニーカー 1
  • 洗面グッズ・歯ブラシ
  • 眼鏡・コンタクトレンズ
  • 洗濯洗剤(1回使いきりの個包装が便利)
  • 常備薬・酔い止め薬・バンドエイド(私の場合、酔い止め薬は日本から持参したものが効かず、船内の看護師さんにもらったアメリカの乗り物酔いでしのぎました)

 

あっても良いもの

  • 水着 1 (南極の海に飛び込むポーラープランジやプール、サウナで使えます)
  • ランニング用レギンス 1 (乗船中にヨガクラスやジムがありますし、乗船中ウェアとしても快適)
  • 着圧レギンス 1 (長時間移動の機内&パジャマ代わりにも)
  • ノートと筆記用具(乗船中はオフラインなので日記を書くのに絶好な環境でした)

 

では、順番にご説明します。

 

気候

準備をする上で気候を把握することは必須です。

私たちの11日間クルーズはブエノスアイレス集合(真夏なので半袖)から始まり、アルゼンチンの南端ウシュアイアにて数時間自由行動があります。

ウシュアイアは5分ごとに天候が変わると言っても過言ではなく、暴風雨かと思ったらいきなり快晴になったりと、気まぐれです。真夏ですら最高気温15度・最低気温5度程度。しかし、振り返ってみると防水ジャケットとニットで大丈夫でした。

南極北端の真夏(12月)の気候は、最高気温5度ですので、極寒ではありません。

しかし、ゴムボート乗船中に吹雪いたりすると体感温度がとっても下がります。

とはいえ、平均気温0度ですので、北海道や韓国の冬よりは暖かいです。

 

支給されるもの

まず、クルーズでもらえるものはこちらのパルカ(防水防寒ジャケット)です。


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このジャケット、大変優れており、中のダウンジャケットは取り外し可能で、単独でも使えます。

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乗船中にちょっとデッキに出て景色を見る際にもとても役立ちました。

逆に言うと、予め日本からダウンジャケットを持参する必要はありませんでした。

そして、ここまでコンパクトに畳むことができます。
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※パルカの中はこんな感じ十分でした。


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また、船内には飲料水用の蛇口が複数箇所あり、そこで水を補充できるのですが、そのためのウォーターボトルも貰えました。

 

装備されているもの

上陸時に必要の防水防寒長靴は貸してもらえます。

 

当然バスタオルやタオルは部屋にありますし、必要に応じて取り替えてもらえます。

 

手の消毒に関しても、船内のあらゆる所に設置してあるので持参不要です。

 

補足

船内は怪我や感染を最大限に防ぐため、足を覆う靴がマストです。

楽だからとクロックスやビーチサンダルを履きたくなりますが、NGです。

そのため、快適なスニーカーが必要です。

※スリッポンやフラットシューズでももちろん大丈夫です。

 

ドライバッグ(防水バック)は私たちはすっかり忘れてしまい、船内のショップで購入したのですが、肩掛けが付いていないものしかなく、30ドルほどしたので、事前の準備がおすすめです。

 

 

また、南極を検討している方は自然・旅・写真好きの方々だと勝手に想定しておりますが、カメラは良いレンズに越したことはありません。

もちろん目に焼き付ける前提ですが、良いカメラですと、よくよく振り返る時の満足度が違います。

私たちもこの旅のためにカメラを新調したのですが、本当に良かったと思ってます。

アクティビティの際や水の中を撮るためにGoProを持参している人もたくさんいました。

船内のショップにも売っていてびっくりしました。

※ちなみに、スマホのカメラのみ持参している方はおらず、他の観光地で見かける観光客と装備が全然違いました。

 

準備していってよかったもの

船内のショップでは絵葉書が売られており、フロントデスクで切手をからたった1ドルで日本にを送ることが可能です。

そのため、送りたい家族や友達の住所を控えていくと「南極からの絵葉書」でサプライズすることができます。

 

他にも気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

#南極旅行 #南極持ち物 #南極旅行準備

 

南極クルーズ参加者ってどんな人?-Part 2

とにかく旅好き

 

南極旅行に来る人の多くは7大陸制覇が目的の超旅好きさん。

 

50ヶ国以上を旅してきた方々が大多数で、100ヶ国旅している中国人カップルが最多でした。

 

旅好きさんと話をすると、次の旅行の妄想が膨らみ、本当に楽しいです。

 

年に3〜4回海外旅行する同世代エリート夫婦

 

この旅でインパクトが大きかったのは同世代のインド人夫婦と奥さんのお父さんの三人旅行でした。

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夫婦はアメリカの大学院でMBA在籍時に知り合い結婚したのですが、2人とも経営者です。旦那さんは不動産業を営み、奥さんはカフェ(The Koffee Works) を経営しています。

 

カフェといっても道楽で1店舗経営しているわけでなく、カフェ&コーヒーを本当にグローバルブランドに育てる野望を持って取り組んでいます。

元々投資銀行で働いていたこともあり、経営センスがあり、それに加えて好きなデザイン&ファッションを活かしてブランドを育ててます。

 

※そのコーヒー自体はどこから仕入れているかというと、200年以上も続く実家のコーヒー農園です。

お父さんが家族経営しているのですが、コーヒー豆を日本コカコーラへも納品しているとのこと。ジョージアはお父さんのコーヒー農園の豆だったなんて!

 

この夫婦、相当の旅好きで、夏は7月の1ヶ月まるっとお休みして、旅をすることが夫婦の定例イベントなんだとか。それに加えて、他にも1〜2週間の海外旅行が2、3回あるそう。

 

「自分の時間をある程度自由にコントロールしたくてサラリーマンを辞めたんだ」と。

 

この発想、考えはするが、行動に移せる人はごくわずかで、かつ、休みが取れる人はもっとわずか。

 

働いた分が自分に返ってくる世界は厳しそう。旅をしていない期間は猛烈に働いているそうで、このようにバランス良くオンオフ両方全力投球なところは素晴らしいですし、尊敬します。もちろん良い家柄ということは前提にあるので、アドバンテージはあるのでしょうが。

 

5人家族みんな旅好き

 

他に私たちが仲良くなったオーストリア人の5人家族は、開業医のお父さんを筆頭に、元セラピストのお母さん、医者の息子、スキーインストラクターの長女、大学生の次女と、70ヶ国以上旅する旅好き家族です。

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長女がバックパッカーだったり、長男はカナダ在住だったりもあり、家族5人が揃ったのは2年ぶりだそうです。

 

そんな家族にとってのNo. 1の景色はなんと、南極ではなく、ガラパゴス諸島でのシュノーケリングで見た景色だそうです。

 

そう言われると、南極を超える景色を見てみたくて仕方なくなります!

 

親孝行旅行

 

旅好きの息子の心温まる親孝行旅行シーンもありました。

ワシントンD.C.政府関係機関に勤めている同世代のジェントルマンは両親を南極旅行に招待していました。

 

お父さんは足が悪く、杖をついているので、いつもお父さんを気にかけて行動していました。

 

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そもそも両親は海外旅行もこれまで余りしたことなく、かつお父さんは足が不自由であるにも拘らず南極に誘い、実現させたこのジェントルマン、素敵すぎません?

 

余談ですが、この南極ツアーは足の不自由な方でもケアする、素晴らしいチームです。

ゴムボートの乗降も担いでサポートします。

全ての人を歓迎する姿勢は見習う部分があります。

 

デジタルデトックスの効果

普段の生活では食事中も移動中も更には仕事の会議中も常にスマホが隣にあって、100%会話に集中しているかといえばそうでなく、、、

そんな中で、完全にオフラインだったことで、新しい友達ができ、たくさんのインスピレーションをもらいました。

 

日本でも週末デジタルデトックスをしたら、いつもの日常が違った世界に見えるかも♪

 

 

南極クルーズ参加者ってどんな人?-part 1

南極クルーズで楽しみの一つだったのは、どんな人が参加してるんだろう?を解明することでした。

 

もちろん一番の目的は極地体験ですが、その極地体験をしに来る人々について知りたかったですし、中10日間のクルーズ期間中、船で過ごす時間が圧倒的だったので、Wi-Fiデトックスしながら夫婦揃って気になる方々とたくさんお話しました。

※インターネットは有料で、100MB100ドル!よっぽどのことがない限り使わないので、素晴らしいデトックス効果です。

 

雇われ人は少ない

クリスマスシーズンということもあり、家族連れが目立ちました。

とはいえ、私にとって家族連れの衝撃が大きかっただけで、冷静に数えたら高校生以下の子供たちを帯同してる家族は9家族。子供も18人ほどだったのですが、平均3〜4人家族で旅行と考えるとなかなかの出費なので、実際何をしている方々なのか気になり、解明したい願望が沸々と。

 

まず、集合場所のブエノスアイレスのホテルでクルーズ参加者のみの朝食会場でパソコン上の株のチャートのしきりにチェックしてたので、デイトレくんかと思いきや、実はフィリピンのエネルギー系会社経営者一家でした。

なんと子供4人(社会人2人&大学生1人&高校生1人)。

航空券も入れて、1人150万円ほどの旅行なので、1000万円近くの旅行です。さすがにサラリーマンでは捻出するのが難しい金額。。。

 

他にも、コロンビアのアメリカンスクール校長一家、テキサスの私立学校経営者一家などなど、子連れは基本的に経営者。

 

この写真は、カリフォルニアでピンポンのリースサービスをスタートアップ系企業に提供している彼自身もスタートアップ経営者と高校生の息子です。

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お父さんは東京で英語教師歴もあり、我々日本人にとてもシンパシーを感じてくれてお話をたくさん聞きました。

 

南極でピンポン。彼らの「死ぬまでにやりたいこと」に違いなかったと思います。

 

アメリカ人エリート夫妻とのディナー

今回圧倒的な参加者数を誇ったアメリカ人。

その多くはサラリーマンでしたが、家族連れの両親は給与が比較的高いエリートエンジニアでした。

※周知の通り、アメリカではエンジニアの給与水準が高く、元エンジニアの夫は日本のエンジニアの恵まれなさを改めて感じてました(笑

 

クリスマスイヴのテーブルをご一緒した夫妻は中学生の娘さんを連れてきており、旦那さんはエアロスペース系のエンジニア、奥さんは製薬系の研究者でした。

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このテーブルではお互いの馴れ初めから始まり、最終的には働き方や文化について熱く語り合いました。

 

以前も触れましたが、アメリカ人は日本人の働き方についてすごく関心を持っています。

 

日本人に対して、働きすぎといういう印象を強く持っているようで、私たちがよく来れたね!という話になりました。

 

私は上司やチームに恵まれ、夫は転職前の有給消化期間という日本でも稀有な例であることをご説明しました、、、

 

彼らの話に戻すと、香港やシンガポールのように、ヘルパー・メイドを雇っているわけではないので、子どもの習い事のお迎えや夕食づくりで仕事を切り上げて帰らざるをえないことは多々あるそうです。

 

持ち帰り仕事になってしまうものの、家族で夕食を食べ、週末は一緒に過ごすことをとても大事にしています。

忙しいに変わりはないですが、一緒に時間を過ごすことを一番にする姿勢は私たちも必ず心がけたいね!と認識をすり合わせました。

 

文化面で熱く語ってくれたのは、日本の小学校のある1日を撮ったドキュメンタリーについてです。

その中で日本人の子どもたちが教室を隅々まで掃除する様子が取り上げられていたそうで、とても感激して娘にも見せたそうです。

 

アメリカではお掃除おじさんやおばさんがいるので、生徒の仕事ではありません。

自分たちが当たり前だと思っていたことを客観的にコメントしてもらうと、新しい価値観の発見に繋がり、興味深かったです。

 

他にも素敵な出会いがあったので、Part2で引き続きシェアさせていただきます

 

 

明るいうちから飲める幸せ

Midnight Sun

南極はご存知の通り真夏はMidnight Sun = 白夜です。

 

ディナーの時間もランチと錯覚する明るさで、ディナー後のラウンジのドリンクも夕陽が明るいうちからいただけますが、既に22時を過ぎているのです、、、

 

ラウンジではシャンパン、カクテル、ビール、ワイン、ハードリカーなどなど多数取り揃えられています。

 

※食事の時のワインとソフトドリンク、カフェのコーヒー・紅茶は込みですが、ラウンジのドリンクは部屋付けで、5ドル程度の良心的な価格設定です。

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確かこの日はクリスマスだったかな。

いつもはディナーのドリンクでほろ酔いになりますが、せっかくなのでラウンジでもう一杯ドリンクを楽しみました♪
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これは、人生おそらく最初で最後の南極の氷のウイスキーロック。

 

日本人同乗者のお二人のものを写真を撮るためにお借りしました(笑

 

唯一の日本人同船者

今回のクルーズ船には200名ほどのゲストが乗っておりますが、日本人はなんと私たち4人だけ。

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年間4万人が南極を目指し、そのうち2%が日本人。

観測隊等々を除くと、本当に偶然出会えたお二人です。

※ただ、実数としては結果いらっしゃるってことですよね!

 

幸運にもとても意気投合し、乗船中、他の同船者の方々とも話しつつ、情報交換したり、ラウンジで落ち合ったり、なんとも良い距離感で仲良くなっていきました。

 

南極にいらっしゃるたげあり、お二人とも訪れた国は50カ国は優に超えており(たくさん行き過ぎてもはや数えていない感じで確か70とかおっしゃっていたよーな)、学生時代からバックパッカーをしていた肝いりの旅好き。

 

普段は彼は大手メーカー、彼女はフリーでフルタイムで働いており、それに加えて、趣味のペアダンスを東京で教えているほどです。明らかに趣味を通り越した熱中ぶりで、ブラジルのサンバフェスティバルに出場されたこともあります。

 

人生を楽しむって色んな方法がありますが、熱中することがあるから話も面白く、こんな素敵なお二人に出会えたことは、この旅のハイライトのひとつです。

 

あれから半年。明るいうちから南極同窓会

先日、東京の我が家で同窓会をしました。

 

もちろん南極を思い出し、明るいうちから飲みました(笑

 

旅先で、他の国の方たちと仲良くなることも楽しく、大切な繋がりですが、日本、しかも東京在住者と出会えたことで、こうしてまた会えて、南極という極地経験を分かち合うというなんとも贅沢な機会に感謝です♡

 

生で見たから共感できる自然の造形美・景観美。

結論は「写真・動画では伝わらない」

 

どんなに映像技術が進んでも、南極の日々・分刻みで天候や動物の動きで移り変わる自然の美しさは行って見て頂きたいという言葉に尽きます。

 

さて、真夏の日が長いうちに、「明るいうちから飲み」を引き続き楽しみたいと思います♪

 

 

南極で味わった最高の贅沢

最高の贅沢

と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょう?

●1日1組限定のレストランで美味を堪能すること。

●静かなビーチで夕陽が沈むのを眺めること。

●アロマ香るおしゃれな空間で、ゴッドハンドエステティシャンから最上級のトリートメントを受けること。

 

きっと、様々な「私の贅沢」があると思います。

 

私が味わった最高の贅沢は「青空の下、南極の海の上で船上バーベキュー」でした。

 

サプライズ

南極周遊最終日、ゾディアックから戻ると、デッキでバーベキューとの案内がありました。

 

わくわくしてデッキへ向かうと、かなり本格的な欧米風のバーベキューが!

 

ビッグサプライズでした!!!

 

ホテルスタッフの方々が調理&サーブしてくれており、フルーツアートの装飾まで。

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晴れたからこれまたワクワク感10倍増しです。
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私はスペアリブやソーセージを盛り付けて頂きました。

アメリカ留学時代に味わっていた夏の風物詩が真夏の南極で堪能できるとは。

ガサツな味が良さでもあり。

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絶景を左右に拝めるナイスなスポットをシェアしてくれたニュージーランド人のご夫婦。

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旦那さんは引退して好きな家具作りに励み、奥さんは元セラピストで今もボランティアベースで活動しているという、人生いつまでも120%プロフェッショナルにもプライベートにも全力でとても魅力的なお二人でした。

 

氷山をバックにこんなに贅沢なバーベキュー。

 

こんなに非日常なシチュエーション、後にも先にも今回限りかもしれません。

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食後は南極でアイスクリームを頬張りました♡
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インスタ用に撮りましたが、違和感しかない(笑
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アイスクリームを一個で我慢し(笑

のんびりゆったりしてると、船は徐々に南極を背にしてドレーク海峡の方へ戻っていきます。
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最高な贅沢は長くは続かない。

なんだか儚さまで感じさせてくれるスケジューリングと演出でした。